患者情報・負傷原因
京都市左京区一乗寺にお住まいの20代女性。原付バイクで直進走行中に進路変更してきた車と接触し側方に転倒。その際に衝撃により頚椎(首)、腰を捻挫し、むちうち症、腰痛を発症した。また同時に左大腿部(太もも)を路面で強打し打撲した。
症状
①首のむちうち・・・首を動かすと痛む、動きにくい、頭痛、首~肩の筋肉(特に僧帽筋、肩甲挙筋など)がこる様に重だるく、圧痛が強く、つっぱる、安静時でも疼痛の訴えがあり軽度の手のシビレ。
②腰痛・・・筋肉がこわばり(脊柱起立筋など)前屈や立ち座りなどの動作で痛みがあり、押すと痛い。足などのシビレはないが下肢への放散痛を認める。
③左大腿部の打撲・・・内出血、腫脹(腫れ)、押すと痛みが強く出る。歩行痛は軽度。安静時でもズキズキとした痛みがあり要経過観察必要と思われる。
治療と経過
むちうち症と腰痛の治療には電気治療、手技療法で筋肉のこわばり、痛みの改善。筋肉の緊張をほぐす事により、その結果シビレや動作の痛み、頭痛を軽減。むちうちの症状には可動域治療を追加で施術。筋肉の緊張は初期のうちは急速に改善に向かったがある程度の回復時より日により調子の良い日、悪い日のムラがあった。大腿部打撲には腫れ、内出血の症状を中心に治療した。しだいに日が立ち施術を継続するにつれ内出血と腫脹は軽減し約1ヶ月で完全に消失した。残るは皮下の血腫が硬まらない様にシコリをなくしていく治療を施しました。必要に応じ日常生活での悩みなどについて指導管理を行った。経過は急性期の症状は早期に改善し完治には数ヶ月を要したが順調に後遺症などもなく治癒した。
当院からのコメント
突然、交通事故に遭われびっくりしましたね。身体の負傷、痛みはもちろんの事、苦痛だったと思いますが事故の場合では保険会社とのやり取り。治療費に関しては自賠責保険が適応されますのでご安心です。今回の被害者(患者様)の場合では加害者との過失割合での意見の相違など大変な事がありましたが何とか解決至り嬉しく思います。お怪我の方も順調に回復に向かい治癒に至り良かったです。